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小川糸「つるかめ助産院」
小川糸作品は「蝶々喃々」に続いて、2作目になります。

彼女の作品は、読んでいるとその情景や匂いを感じることができる
とてもあたたかい文章でつづられています。
海の匂いや風、太陽の眩しさ、生い茂る木々の匂い、美味しそうな
料理の匂い。。


蒸発した夫を探しに、二人の思い出の島へ行く主人公まりあ。
ひょんなことから、その島にある”つるかめ助産院”で過ごすことになる。
桃源郷のようなその場所で、悲しい過去を背負いながらも前向きに
明るく生きる人々とのかかわりを通して、自分の過去と向き合っていく。

清々しくもあり、苦しくもあり。
命の尊さというか、生命誕生の神秘というか・・そんなものを思いました。

ひとつ、素敵な言葉があったのでご紹介します。
これは助産院で働くことになった身重のまりあの「がんばります」に
対して、院長が「バカ」とたしなめた後に言った言葉です。

 「そうよ、頭の中をすっからかんにして、
  自然のリズムに沿って生活して、きちんと体も動かして、
  そうやって体と心をリラックスさせることが大事なんだもん。
  都会で暮らす人達はよく勘違いしちゃうんだけど、
  リラックスっていうのは、緩むことでしょう。
  緩んでないと、いざという時に力が入らないの。
  都会の人達は、がんばってがんばってリラックスするんだから、
  ほんと、笑っちゃうわよねー。」

確かに、”がんばってリラックス”してること、多いかもですね。

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